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時間がないのか!?
体を反転させ、空を見上げた。

とにかく自分を信じるしかない。

 

急傾斜を軽々と駆け上がっているこの体を

ハンターが目撃したら、眼にしたことのない

野生の動物だと勘違いするだろう。

この速度を持ってすれば、日没前には余裕で到達できる。

 

左腕と胸元の間に、
曼珠紗華を
宝物のように優しく包み込みこんでいる。

途中、今の自分に挑戦状を叩きつけるもの…たとえば

猪や熊が現れようとも、

この反射神経であれば恐れるに足りぬ。

 

針葉樹を抜けると山肌が見えた。

頂上だ…と、思った瞬間、視界に入ってきたものは

そびえ立つ一本の木。

いやっ、まてよ!?…彫刻が施されている。
一瞬、頭が混乱した。

「まっ、まさか!?
どうしてトーテムポールがこんな所に!?いったい誰が何の目的で!?


トーテムポール…彫られたものは

ネイティブアメリカン、インディアンの祖先であり、

ポール全体がアニミズムな象徴でもある。
それも先が見えないほどの高さだ。

いったいどのくらいあるのだろう?


          …登るしかない。
 
     
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426 (土)てんくうの滝

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